2012年5月30日水曜日

誤解が「キレる」を生む


誤解が「キレる」を生む

キレるのは脳の栄養不足です。
脳の栄養不足の状態が続くと抑制の力が弱まり、
感情の暴発つまり感情のバイパスが作られます。
このバイパスは視床まできた他人の像がすぐに扁桃に伝えられ、
直接怒りを引き起こします。
つまり、自分では意識せずに暴力行為を起こしてしまいます。
気がつくと家族が怪我をして倒れているというような
状態になってしまうのです。


このように、発作的暴力は脳の抑制系がうまく
働いていないからだと考えられます。
それは、いらいらにより扁桃が刺激されやすくなっているからで、
つまり本人は脳の栄養失調だということを自覚せず、
ただ理由もなくいらいらしているのですが、そこでいやなこと、
いやな人に出会うと、いわゆるキレてしまうのだと考えられています。
問題は成長のある段階でこの経路ができてしまうと、
後に脳に十分な栄養を与えて脳の活動がうまくゆくようになっても、
その経路は残っているということです
つまり、何かあると発作的に感情を爆発させる性格は形成されてしまったのです。
ここが恐ろしい点なのです。