2012年5月31日木曜日

砂糖の種類


砂糖の種類

含蜜糖と分蜜糖の2種。
黒砂糖や粗糖ほどミネラルが多い。
砂糖は、サトウキビやサトウダイコンなど天然の砂糖作物に含まれる
「ショ糖」という成分を取り出したものです。
砂糖の種類は、大きく「含蜜糖」(がんみつとう)と
「分蜜糖」(ぶんみつとう)に分離されます。
いずれも原料は同じですが、製法によって分類されます。
昔ながらの工場で、原料のサトウキビからとった糖汁を
煮詰めて作るのが「含蜜糖」です。
「黒砂糖」「メープル(シロップ)」がその代表です。
原料由来のミネラル分も除去されることなく豊富に含まれています。


一方、近代的工場で遠心分離機などを使って砂糖の結晶と蜜分を振り分け、
結晶だけを取り出した砂糖を「分蜜糖」といいます。
分蜜糖のなかで、ミネラルなどを最も豊富に含んでいるのが
粗糖(原料糖ともいわれます)です。
粗糖を精製したものがグラニュー糖、上白糖、三温糖、白ざらめ糖などです。
なお、「精製」とは粗糖(原料糖)に含まれるショ糖の純度を
さらに高めていく過程のことをいいます。
精製の度合いによって砂糖の種類が分かれます。
一般的に精製度が高いほど砂糖は無色透明に近づいてゆき、
甘みがスッキリしてきます。もっとも精製度の高いのがグラニュー糖です。