2012年5月30日水曜日

虫歯はステータス?


虫歯はステータス?

イギリスの上流階級のステータスであった、
紅茶と砂糖が当時非常に高価な飲み物で、
さらに砂糖については、薬という認識もあり、
健康に悪影響を及ぼすなどとは、考えられていませんでした。
唯一、虫歯になりやすいという話はありましたが、
甘いものの流行を妨げるようなものではありませんでした。
虫歯が国民の健康の問題になりだしたのは、
産業革命後に砂糖が一般大衆にも使われるようになってからです。
現在では虫歯と砂糖の関係はどのように考えられているかは、
虫歯は口の中に残った食べカスが、細菌とからみあって酸を発生し、
歯の表面を溶かすことによって起こります。


あまりべとつかずすぐに飲み込めるお菓子では、
たとえ糖分が多く含まれた甘いお菓子でも、ほとんど虫歯になりません。
甘いものを食べてもすぐに歯磨きして汚れをおとせば虫歯にはなりにくいです。
アメリカは、世界でも有数の虫歯の少ない国になっています。
しかし同時に、世界でも有数な砂糖の消費国で、
甘いものやデザートを好む人が非常に多いですから、
単純に「甘いものを食べれば虫歯になる」とは言えそうにありません。